ドライ イーストで作っている方には大変申し訳ないほどブリオッシュとクロワッサンは天然酵母で作ったほうが断然美味しいと個人的には思っています。
とにかく、ドライイースト以上に過発酵にならないよう、よくよく温度に気をつけるのがポイント。
下の形は「ブリオッシュ・ムスリーヌ」と言ってただ丸めただけのもの。表面が一枚の生地で覆われているのでモスリンとか薄い生地を連想させるからついた名前です。


実は先日のキャンプに子供が読みたいと言うので私の愛蔵書「ベルサイユの薔薇」の総集編全2巻を持参して行った所、それにはまったのが高校生の息子だった・・・・・というおち。ちょうど娘もフランス革命を勉強しているところだったのですぐに読みきっておりました。またまたフランス革命にかけてブリオッシュの話を持ち出してしまう私でした。
そうそう、ブリオッシュと名前のつく菓子パンとしてオランダ風、スイス風とかいろんな話がありますがその話は次回にして。今ではブリオッシュはフランス人にとってクロワッサンやバケットと並ぶ朝食パンですが意味はと言うとフランスでは「失策、へま」という意味があります。
それは1669年、パリにオペラ座が出来た頃、立派な劇場に負けないような演奏を!と、言う意気込みからかハーモニーを乱したものは罰金課せられたそうです。そのお金の行方がブリオッシュの購入費になったそうです。皆で食べたといいますからその当時はおやつとして重宝されたともいえますね。
でもそのへまをした人はさらにブリオッシュの形を模ったバッチをつけてさらに恥をかかされたというので何とも複雑な心境になるお話です。
そんな話より、フランス パリのカフェに座って、これも18世紀中ごろ市民の間で流行りだしたというカフェ・オ・レにブリオッシュのコンチネンタル ブレックファーストを楽しみたいものです。