2009年5月7日木曜日

天然酵母のブリオッシュは焼きたても更に美味しい。

 杏の種が出来たら作るつもりのブリオッシュでしたが急にまた食べたくなって早速作る事に。
ドライ イーストで作っている方には大変申し訳ないほどブリオッシュとクロワッサンは天然酵母で作ったほうが断然美味しいと個人的には思っています。

とにかく、ドライイースト以上に過発酵にならないよう、よくよく温度に気をつけるのがポイント。

下の形は「ブリオッシュ・ムスリーヌ」と言ってただ丸めただけのもの。表面が一枚の生地で覆われているのでモスリンとか薄い生地を連想させるからついた名前です。
今日は中心にチョコレートを入れたりしてみましたがこの形「ブリオッシュ シュクレ」はその名の通り甘いブリオッシュという名前がついているのですが生地を四分割して土台に3個、上に1個乗せて焼き上げます。ちょっと形が悪くなってしまいましたが甘い味が更にプラスです。
ブリオッシュは以前も書き込みしましたが(10月9日2008年http://sallys-sally.blogspot.com/2008/10/blog-post_9663.html)、形からくる名前もさることながら18世紀のフランス貴族の間でお菓子として愛されていたもの。貧困にあえぐ民衆が食べるものがない!と、騒いでいたところオーストリアから嫁いでいた王妃マリー・アントワネットが「パンがなければブリオッシュを食べればいいのに」と、ベルサイユ宮殿をほとんど出た事のない幸せいっぱいの無邪気な一言として側近に言ったと伝えられるのは有名な話。

実は先日のキャンプに子供が読みたいと言うので私の愛蔵書「ベルサイユの薔薇」の総集編全2巻を持参して行った所、それにはまったのが高校生の息子だった・・・・・というおち。ちょうど娘もフランス革命を勉強しているところだったのですぐに読みきっておりました。またまたフランス革命にかけてブリオッシュの話を持ち出してしまう私でした。

このお皿はイギリスのウエッジウッドなのでちょっと違いますが当時の雰囲気はきっと薔薇の花やピンクの縁取りのマイセンあたりのお皿に盛り付けられていたのでしょうね~。
そうそう、ブリオッシュと名前のつく菓子パンとしてオランダ風、スイス風とかいろんな話がありますがその話は次回にして。今ではブリオッシュはフランス人にとってクロワッサンやバケットと並ぶ朝食パンですが意味はと言うとフランスでは「失策、へま」という意味があります。
それは1669年、パリにオペラ座が出来た頃、立派な劇場に負けないような演奏を!と、言う意気込みからかハーモニーを乱したものは罰金課せられたそうです。そのお金の行方がブリオッシュの購入費になったそうです。皆で食べたといいますからその当時はおやつとして重宝されたともいえますね。
でもそのへまをした人はさらにブリオッシュの形を模ったバッチをつけてさらに恥をかかされたというので何とも複雑な心境になるお話です。
そんな話より、フランス パリのカフェに座って、これも18世紀中ごろ市民の間で流行りだしたというカフェ・オ・レにブリオッシュのコンチネンタル ブレックファーストを楽しみたいものです。
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高級干し杏を使って。

杏の前に、昨日あんまり簡単にナンが出来たので今日のおやつに甘いナンを作ってみました。

現地インドでは生地にスライスアーモンド、ナッツなどをのせて焼くこともあるそうなので今日は岩塩、シナモンシュガー、ゴマ等をふって焼いてみました。昨日よりも焼き時間を少なくした分ほわほわっとした部分がおおくなり美味しい!

勿論、タンドリー鍋で焼いたものとは違うものにはなってしまいますがこれもありですね。
昨日は投稿後すぐにレーズン種を仕込もうと思っていたのですが、レーズンがもうない!

と、言うことでレーズンと同じく初心者でも失敗の少ない干し杏を漬け込む事に。すでに白いのはサンリッチナツールというイタリア、コモ湖の天然酵母も補助として入れてあるからです。
実はまだ15時間しかたっていないのであれよあれよと言う間に泡が発生!でも、まだにおいや味が未熟なようなので我慢我慢。
杏は種にしてもすっぱさが残るようなのでバターや砂糖たっぷりの生地にあうようです。それで種が出来上がる前にブリオッシュでもこれから焼こうと仕込み中!

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