2009年6月21日日曜日

ナン、グリッシーニ と・・・・

 今日はパンセミナーの日。
このパンコースのセミナーはパンを教えている先生などを対象に2年間に渡って上級パンを教えてくれるセミナー。

このセミナーもあと1回で修了。なんだかどんどん次のステップにいけるのがうれしいのですが腕が伴っているのか知識が伴っているのか・・・・まあ日々上達していると信じましょう!技術はセンスと日々の努力。

まあ、私は楽しんで作っているのであとはどんどんイメージを膨らませる事が出来れば~~。ってこのイメージ、想像力が問題?



さて、今日はまずは「パンクイーナ」。何故こんな名前がついたかというのは意味がないというかただそのときついたネーミングだそうです。


中はフランスのブリオッシュ系の生地で成型がちょっと面白いです。柔らかい生地でコッペパンをいくつか作って詰めるだけ。

中はしっとり甘いパンですがブリオッシュですから生地温度をいかに低く保つかが美味しさの決め手というのは小型ブリオッシュと同じです。

次にようやくたどり着いた「ナン」。

先日も自宅でたくさん焼いてみましたが今日のは生地にヨーグルトを入れるのがポイント。


大きさや厚さで生地のふかふか感が変わってくるのでこれは色々とアイデア次第で自分の好みのものが作れそうです。

今日のナンは天板に3枚づつだったのですが意外とふかふかしています。やっぱりあの本格ナンに近づく為に大きなナンを焼かなくては。


次にイタリアン レストランや上等のピザレストランでは定番の「グリッシーニ」をコロコロ転がして作ります。

でも、このグリッシーニはコロコロ作業よりもいかに四角く生地を伸ばすかが決めてという事、また少し手抜きでも美味しく!?出来ることを発見。
これは是非、パスタやイタリアンのお肉料理のお供に作りたいですね。
でも実のところ、私自身は冬に毎年訪れる新潟 越後湯沢のピザ専門店で、白ワインと共に大きな釜戸でピザが焼きあがるのを待ちながら食べるグリッシーニが一番美味しいと今でも思っていますが・・・・。


でもそもそもこの「グリッシーニ」って1684年、イタリア ピエモンテ州 トリノの名家、サヴォイア家の長男の虚弱体質を直すのに食生活を改善するために消化のよい上質の小麦粉とお水を練り合わせて棒状に作り、少しねじって焼いたパンというのが最初だったとか。
「グリッシーニ(イタリア語:Grissino(単)Grissini(複))は、クラッカーのような食感のスティック状の細長いパン。・・・・フリー百科事典より」


その最初作られたイタリア トリノ地方のものが何故今でも人気の高かったかと言うと~~
フランスPetits baton de Turin(トリノの小さなバトン)・・・・かつてナポレオンもこのグリッシーニの大ファンで、皇帝への定期配送便には必ずトリノのグリッシーニがあったとか。というのもフランスでは、ピエモンテ州以上のグリッシーニに最適な小麦粉、お水がなく、わざわざイタリアから運ばせたのだったそうでナポレオンが好きだった味というわけであとは言わずともお分かりでしょう。
当時や手作りグリッシーニは今でもねじってあるものがもともとのスタイル。でもレストランでは市販品が殆どですよね。


このグリッシーニは今ではイタリア全土で作られ、前菜としてあるいは前菜が来る前にワインと共に頂くおつまみようになっています。
ちょっと粋なのが「グリッシーニの生ハム巻きGrissini con prosciutto」です。(フリー百科事典ウィキペデアより)
1本のグリッシーニに生ハム(勿論、イタリア製のもの)1枚を下半分から上へ巻いていきます。
隙間なく巻いたあとグラスに数本入れておけばワインのお供に。
きりっとよく冷やした白ワインが食事にぴったりの季節になりましたね~~。白ワインは「シャブリCHABLIS」が美味しい白ワインの代名詞となっていますが白はやっぱりシャルドネ(白ワイン用のぶどう)で作ったシャブリがいいな~。