2010年12月8日水曜日

ラム酒とイギリス!?

今日のsallyのパン教室では「ドレスデンシュトーレン」とマロンの小さなお菓子パンを作りました。


あまりこの手のパンは手ごねではしないのですが、パンをこねる機械をお持ちでない生徒さん方でしたので手ごねで頑張って作って頂きました。


手ごねにはちょっと力が要りますがちょっと頑張れば作れてしまいます。普通のパンよりも成形は簡単なので初めての方でも材料さえ集めてしまえばそうむずかしくはないので是非ご自分でも作ってみて頂きたい一品です。

中身はたっぷりラム酒に漬け込んだドライフルーツが入っているのですが、今日は焼き上がりにもいつもはあまりかけないラム酒を刷毛で塗って香りをつけました。アツアツのシュトーレンにラム酒を塗るととおっても素敵な甘い香りが立ち込めます。


う~~ん。この香り、好きです!

所でこのラム酒ってどんなお酒かご存知ですか?茶色くってメイヤーズのブランドが日本では多く使われているようですが種類は3種類あって透明なライト、中間色のミディアム、深い色で一番使われているのがダークラムです。


原料は黒糖焼酎と同じ、サトウキビが原料で西インド諸島を原産とする蒸留酒です。

もともとはカリブ海の島で島民が飲んで騒いでいるのをイギリス人がrumbullion(デボンシャー地方の方言で興奮)とよんだのが由来とされています。


実はイギリス人とラム酒にはいろいろな逸話がありとても関係の深いお酒です。イギリス兵士の支給品でもあり、かつて1805年トラファルガー海戦で戦死したホレイショ・ネルソン提督の遺体をラム酒に漬けてロンドンまで戻ったという事でイギリスではラム酒の事を「ネルソンの血」とも呼ばれています。


ご存知の方もいらっしゃると思いますがイギリス、ウエストミンスター寺院の地下には多くの王族や貢献者が眠っています。その中にネルソン提督の棺桶も設置してあり、私が住んでいたころは寺院中の写真も撮ってよかったのですが(現在はNG.)そのラム酒に漬けて戻ってきたという話を私もガイドさんに聞きながらウエストミンスターのネルソン提督の黒い棺桶らしきものも写真で撮ったはずですよ。ウエストミンスター寺院(a beautiful buritean より)

さて、話が横道にそれてしまいましたが、今日のシュトーレンは専用の箱に入れてお持ち帰りして頂けます。
ついでになかなかツリーの飾りがすべて見つからないのですがとりあえず今年の今の時点でのツリー
の飾りです。大きなツリーはロンドンの家ではそう大きく感じなかったのですがさすがに日本の家では見栄えしますね~。実はこのツリーの飾りを分けてしまったために半分見つからないんです。
うう~ん、このまま今年は終わってしまいそうです。

ついでに工芸パンで作った去年のツリーと今年のパンプレートのお目見えです。


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