この店はちょうど20年前のお道具いれのあと親戚交えて食事をした場所で、とにかくなつかしい料亭。
高台にあり古い町並みを一望できる場所にあるのでなんとも趣深い店だ。
先ずは席に着くとこの辺ではよく提供されるお抹茶から始まる。それに添えられるお菓子でそのお店の品格が問われるところだか見るからにこれは!!茶人なら何度となく口にする事のある「吉はし」の和菓子。
一きれ頂くと、紛れもなく吉はしの生菓子。あ~やっぱりここの和菓子に勝るものはないな~と思いつつ小さな和菓子を大事に頂く。
「吉はし」はお店を構えていないので限られたレストランや料亭で提供されるものを頂くか予約しておいて何の変哲もない民家のようなお店(?)に受けとりに行かないと一見さんはなかなか食べられないので小さくても嬉しい。
何故か写真が縦になって今のところ直らないのだがどれ一つとっても美味しい八寸。
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このあわびが何とも柔らかく、あわびが初めて美味しいと思った一品。
盛られる和食器もしっとり落ち着いていてお料理を引き立たせてくれていました。
このお料理の途中にしゃけらしい上品な焼き魚が入るのだがすっかりビールにワインまで頂き、うっかり写真をとる前に頂いてしまいました・・・・。
デザートには小さななしとぶどうを乗せたフルーツでした。
庭に出ると虫の音も心地よく、秋の始まりを奏でてくれます。明るいうちは庭ごしに目にいつまでも焼きつく程、美しい町並みが広がっているのでした。