懐かしのパリで食べたサバランは甘く濃厚なシロップが掛かりアルコールもかなり強く感じるほどたくさん掛けられていて苦味を感じるほどでした。
お店によって味は変わるのでしょうけど今日のサバランはRAMU酒を少し控えめにして冷たく冷やしていただきましたが私てきにはもう少しRAMUを掛けてあってもよかったかな?
表面にはアプリコットジャムでアプリコッティしてありますがたっぷり塗ってもいいし、アイスクリームと合せてもいいですよね。
そもそもサバランはフランスからが始まりと思われがちですが本当のもともとはオーストリアの硬いクッキーのようなお菓子だったものが起源。それが伝わって、フランスロレーヌ地方の城主がお酒につけて食べたところとっても美味しかったのでこれを好んで食べたとか(これを「ババ」と呼ぶ)。因みに「ババ」はブドウが入っておりワインのコルクの形をしています。
サバランはフランスのお菓子店「ストーレー」で修行していた職人オーギュスト・ジュリアンが「ババ」をヒントに現在の丸い形に作ったようです。
ちなみにサバランという名前は、「ブリア・サヴァラン」に敬意を表しつけられた名前です。彼は、「君の食するところをいいたまえ。君がどんな人物かを言い当てよう」の名言で知られるフランスの美食評論家です。
ジュリアンの名前がつかなかったのは残念!
Seet Cafe ;Baba~Savarin ババ~サバランより。
http://www.sweet-cafe.jp/chihougashi/7.html
このブリア・サバランは18世紀に活躍したとか19世紀に活躍したとか表記が違うことがありますが実際、彼が生きていたのはそのどちらともなので私のなかでは18世紀なのですが・・・・
ペデキュア百科事典によると~~~~~~~~~
「ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン(Jean Anthelme Brillat-Savarin, 1755年4月1日 - 1826年2月2日)はフランスの法律家、政治家。ただし、何にもまして『美味礼讃』を著した食通として有名である。本来の姓は「ブリア」だが、サヴァランという女性が全財産を相続させる条件として自分の名前を受け継ぐことを要求したため、「ブリア=サヴァラン」を名乗った。」
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だそうです。「美味礼讃」が出版されたのが1825年なので19世紀に活躍したのが正しいのですかね?
とにかく、作るときは丸い型をよ~く使いこなしてスルッと型から外れるようになればこんなおしゃれなイースト菓子はないんですよね~。